最初の発言が重要なコミュニティ」関心空間・宮田社長
創業以来、このメディアを横展開して大きな事業にしようと思って、VCにもお金を出してもらったんですけど、あまり見込み通りには成長してきませんでした。インターネット広告はmixiの台頭以降、価格崩壊してしまっていますし。mixiだけの問題じゃないんでしょうけれど、Web広告の取扱者がクライアントに勧めやすいのは結局PVと露出が大きい方ですから、同じソーシャルな媒体ならmixiがいいですよ、という結論に一巡してしまったような気がしますしかも単価がどんどん下がってきてしまって。小さなメディアはそんな安い単価ではやってられないから下げられない、だからメディアリストに載っていても広告を出してもらえない状況になる。結果としてメガサイトにしか広告が入らないという悪循環です。Yahoo!以外のメガサイトとしてmixiが登場したのはいいことですが、われわれのような小さなメディアが広告媒体として成長しようとトライアルを続けているうちに、ちゃんと効果が見える前に終わってしまった、そんな感じがしますそこで、経営体制の見直しをしようということになり、僕が社長になりました。前社長であり創業者である前田はビジョンをどんどん持ってくる人です。彼にはもっと新しい領域を考えてもらって、社内分担として経営そのものをみる役割として僕が社長になったわけです。関心空間を使って見込み顧客とのコミュニケーションをとっていただくコミュニティの提供ですが、既に40社くらいのお客さまに使い始めていただきました広告事業、メディア事業から、法人向けのASPといったらいいんですかね、B2B的な事業にシフトしたと。メディア事業の一環として自分はみているんですが、クライアントからすると、マーケティング支援サービスとしてみていただいているようですサービス自体は、なかなか定着しなかったですけど、苦労してようやく、ここ1年くらいで、東急ハンズさま、カゴメさま、ルイ・ヴィトンさまなどのお客さまに使っていただけるようになりました。まだ商品価値を決めきれていないですが、SEO対策がいいということは評価していただいているし、新しいサイトをつくるより、既に動いている関心空間のうえにつくってもらうほうが効率的と考えていただいていますもともとBBSのカウンターというコンセプトで、人の関心を結びつけることで情報を流通させ、共有していただくというものでした。しかしSNSがでてきて、それらとどう違うのと、比べられることでかえって売り方が難しくなってしまった感があります。SNSは顧客の定着が図れるのはいいですが、投稿情報がたまっても外に出しづらい関心空間は、DBメディアとして、顧客に対しても、ユーザーに対しても、投稿された情報がたまっていくうえでレコメンデーション用などの有用な使い方が生まれるようにすることが目標です。そのような情報を解析して、関連性を分析するためのデータを提供するエンジンとして、情報大航海の実証実験にも加われましたし人と人のつながりという機能はつけてないので、お友達、というステータスはないんです。オススメを書くことだけです。もちろんユーザーをブックマークするという機能はあるので、SNSとしていうこともできますが。うちでは、人のつながりが可視化されると、あとあと困るのではないか、という懸念がありました。ならばモノとか情報を間において、関心事で人をつなげるほうがいいと考えたわけですその意味で、Twitterのフォローとはある意味近いと思っています,Diablo3 RMT。たくさんの情報の中でゆるくつながっているわけですし、関心空間という独自な仕組みを孤立させようとは思ってはいないので、そうした世界的に広がっているソーシャルなサービスのよいところとは互換させていかないとFacebookもどんどんTwitter化してますしね。サイトがストリームを取り込むように変化しているのは自然な流れですねユーザーの気分は米国の方が進んでいるんでしょうね。ストリームの気分にすぐにサービスを合わせたことはすごいと思います。MySpaceは多分に広報メディア化していますが関心空間は8年間、唯我独尊で独自のたたずまいをたもってきましたけど、次の世代の仕組みを作ることが必要とは考えています株式会社モディファイ CEO,カバル RMT。東南アジアで商社マンとして活躍したのち、自らネットベンチャーを立ち上げる。2001年5月から日立製作所勤務。ビジネスコンシューマー向けコ ラボレーションウェア事業「BOXER」をプロデュース。2005年4月よりサイボウズ株式会社にてFeedアグリゲーションサービス 「feedpath」をプロデュースし、フィードパス株式会社のCOOに就任。2006年12月に退任し、サンブリッジのEIR(客員起業家制度)を利用 して、モディファイを設立。現在に至る。著書に『ビジネスブログブック』シリーズ(毎日コミュニケーションズ)、『Web2.0BOOK』(インプレス) などがある。
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